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「ヘルペス」も「カリシウイルス」も子ネコのとき、ワクチン接種すれば予防できますが、ワクチンが未接種のとき、屋外でほかのネコから移されたり、母ネコなどからウイルス感染していたりするケースが多いです。
「ネコカゼ」にかかったネコがくしゃみすると、ウイルスの充満した鼻水があたりに飛び散り、あっという間に感染します。子ネコのとき、きちんとワクチン接種をおこない、また、未接種の場合、外出をひかえさせることが重要です。とくに野良の子ネコを拾った場合、注意すべきです。それらの子ネコが「ネコカゼ」に悩まされるだけでなく、元からいる自宅のネコがワクチン未接種なら、すぐに感染します。
現在、飼い犬のワクチン接種は、全体の七~八割とかなり広まっていますが、飼いネコの場合、まだ二~三割ほどで、普及率がかなり低いです。とくにネコは、野良ネコが多い。それらの野良ネコが「ヘルペス」や「カリシウイルス」はじめ、ネコエイズウイルス、ネコ白血病ウイルスなど、多くのウイルス性伝染病感染の主役となり、地域一帯のネコたちがそれらウイルスのキャリアとなっていることも少なくないです。(そのほか、ダニやノミ、皮膚病など、野良ネコを媒介するものは多い。)
ワクチン接種によって、ヘルペスやカリシウイルス、ネコ白血病ウイルスなど、予防できる病気はできるかぎり未然に防ぐことが大切です。また、室内飼いに徹して、こうした恐ろしいウイルス病に感染する危険を減らすのが、ネコに多難な現代における賢明な飼い方ではないでしょうか?。