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本日も当院のパピークラスにお越しいただきありがとうございます
気温が上がり、湿度も上がってくるこれからの時期は皮膚に赤みが出やすかったり外耳炎になりやすい時期です
皮膚病や外耳炎の原因となる、カビや細菌たちが繁殖しやすい条件がそろいやすくなるからです
酷くなる前に気付くためには、日頃から身体を触る練習ついでに耳の中の状態や、毛をかき分けて皮膚の状態を観察しておくことなど、いつもの状態を知っておいて、いつもと比べることができることが病気の早期発見のポイントになります
身体を触る練習は、子犬の時期だけではなく成犬になってからも続けることをお勧めします
では、本日のパピークラスの様子をお伝えします
言葉の通じない動物たちの診察は、人と違い「お腹が痛いんです」「首に違和感があるんです」など動物たちが教えてくれるわけではありません
そのため獣医さんは、飼い主様からのお話を聞いて「どこか痛いのかな?」と動物たちの身体を触診したり、検査を行っていきます
その検査や治療を動物たちがどう捉えるかというと、「怖い、嫌だ」と不快な感情を抱くのは当然です
しかし病院が嫌な場所になってしまうと、動物たちが検査する際に怒ってしまったり、触診したくても身体のどこを触っても大騒ぎでどこが痛いのか分からない…なんてこともありえます。
パピークラスでは、診察室にとてもいい印象を持ってもらうために、診察室に入ってきたらおいしいものがもらえて、診察台に乗ってもおいしいものがもらえて、検査の様に身体のあちこちを触られたらまたおいしいものが出てきて…と、練習をやっていきます
病院が大好きになってくれるとさまざまな検査を受け入れてくれやすくなります
以前パピークラスの卒業生がレントゲン検査を行った際、看護師さんに「○○ちゃんすごく楽しそうにレントゲン撮られていたよ!」と教えてくれました
動物たちが診察を不快と思わない工夫の土台作りを、パピークラスでは行っています
パピークラスは、お散歩デビューと重なる時期!
お散歩についてのお話をしました
お散歩はお外の環境と触れ合う場ですよね
そんな中で、安全でマナーのある質の良いお散歩を行うためにはどんな事前準備が必要なのか?
また、わんちゃんも飼い主さまも楽しいお散歩ができるように、お散歩中の困りごとにはどんな対策をしたらよいのか?
などお散歩前に知っておいていただきたい内容をお伝えしました
今の子犬ちゃんの時期は、外の環境に慣れるための経験が必要ですが、こころがデリケートな時期の為、経験の仕方を間違えてしまうと一生のトラウマを作ってしまう可能性もあります
お散歩大好き!お外って楽しい!と思えるかどうかは、飼い主さまの行動によっても変わってきます
最初のうちは、「遠くまで行かなきゃ!」「ちゃんと歩かせなきゃ!」と気を張りすぎず、子犬ちゃんたちのペースに合わせ、無理なく楽しい嬉しいと言ったポジティブな経験をさせてあげてください
あごのせは後に歯磨き練習につながるトリックです
歯周病にとてもなりやすいわんちゃん達には、永久歯に生え変わってから毎日の歯磨きが必須となります
わんちゃんに協力してもらえない無理矢理な歯磨きは効果も出にくいですし、毎日のケアが飼い主さまとわんちゃんとの格闘の時間になってしまいます
あごのせ練習では、お顔を飼い主さまの手に預けて待つ練習から、唇をめくったり歯ブラシを使ったり、実践に近い練習などもステップアップして行っていきます
今日もどの子も楽しい雰囲気で練習できていました
楽しい練習をすることが上達への近道です
クレートはわんちゃん達の移動式のお部屋です
わたしたち人でも、仕事からお家に帰るとリラックスできたり、海外に行って和食を食べるとホッとしたり、発表会で観に来た家族を見つけたら緊張がほぐれたり・・・
「いつもの○○」があるとすこし心に余裕ができたりしますよね
お家以外の場所へ出かける時、わんちゃん達は見慣れない場所に緊張したり、怖い気持ちになったりすることもよくあります
そんな時でも、クレート練習を行ってクレートがリラックスできる大好きなお部屋「いつもの場所」になっているだけで、お外でのわんちゃんのストレスも減らしてあげることができます
また、心の安心だけではなく、乗り物に乗っての移動時や災害時などに、わんちゃんの身の安全を守ってくれる役割もありますので、日常的にクレートは活用していきましょう
遊びの時間の子犬ちゃん達を見ていると、わんちゃん達の感情が垣間見えてとっても愛おしく感じます
相手の子に近付こうかどうしようか葛藤している姿や、全力で遊ぼ!!!とアピールする姿、ぼくはひとりで遊びまーすとマイペースな姿
それぞれ愛犬の個性が見られる時間です
毎週遊びの時間を繰り返すうちに殻が破れてきて、クラスに参加した最初の頃と卒業間近では全く動きの違う子もいます
これが本性です!!とおっしゃる飼い主さまもみえます(笑)
病院やパピールームがいつも通りでいられる安心できる場所になってくれている証拠ですね