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本日も当院のパピークラスにお越しいただきありがとうございます
ニュースでは南海トラフ大地震が起こる可能性が普段よりも高まっていると言われていますね
ただ怖い、地震が来ませんようにと願うだけではなく、災害が起こった時にすぐに行動ができるように、困ることが少ないように事前の準備が必要です
事前の準備となると皆さんは「物」をイメージするかもしれません。
しかし物だけでなくトレーニングでも災害に向けて準備しておく必要があります。
合図でクレートに入ったり、待機ができるように練習しておくのも、災害対策の一つです。
排泄もペットシーツ1枚あれば合図で排泄ができる子にしておくのも練習の一つです。
避難所生活ではいつものトイレ、いつものケージ、いつもの食器などが用意できないと思っていてください。
トイレトレーニングができるようになったら、いつもと違うところにトイレを設置してみたり、お豆腐の空の容器などにご飯を入れてあげてみたり(容器を食べないように気を付けて見てください)非日常を想定して、それを日常生活に取り入れていくと非日常時にわんちゃんがそれを「いつもと違う」と思うことを減らしてあげることができます!
物はお金を出せばすぐに準備ができますが、トレーニングはお金を出してもすぐには習得はできません。
飼い主さまとわんちゃんの日々の努力が大事になるので、万が一に備えての練習を行ってください
パピークラスでもクラスが始まる前に、もしもクラス中に地震が起こったらを想定して避難の練習を行いました!
では、本日のパピークラスの様子をお伝えします
わんちゃんが動物病院へ大喜びで来てくれたら飼い主さまもわんちゃんを病院へ連れて行きやすくなりますよね
パピークラスの診察室練習では、診察室に入ったら美味しいものがもらえて、診察台に乗ったらまた更に美味しいものが準備されていて、身体を触らせてくれたらまた美味しいものがもらえる
というわんちゃんにとって夢のような場所にしています
病院が大好きでスタッフが大好きな子は様々な検査や治療を受け入れてくれやすくなりますし、病院に連れて行きやすい子に育ってくれたら将来病気の早期発見にも繋がります
パピークラスを卒業しても病院に行くときは最高に美味しいものを持参してお越しください
獣医さんたちも、持参のおやつをあげてください!と渡してもらったら喜んで社会化に協力してくれます
アイコンタクトは名前を呼んだらこちらを向いてくれるように練習していきます
みなさんであればどんな風に、どんな人に名前を呼ばれたらそちらを見たくなりますか??
嫌いな人や、怒ってくる人、怖そうな声色であればなるべく聞こえないふりをしてできれば見たくないな、関わりたくないなと勝手に身体が防御反応を取りますよね…
逆に大好きな人や楽しそうな声色で呼ばれたら振り向きたくなってしませんか?
今日はわんちゃんに自分の名前を大好きになってもらう練習から始めて、名前を呼んで目があったらご褒美の練習を行いました!
人によっては、クレートに入れたら自由を奪われて可哀そう…とあえてクレートを使わない方もみえるかもしれません。
災害の避難先では恐らく動物たちはクレート待機になるはずです
普段クレートなどに入ったことがない子が避難所生活でクレート生活が必要とされた場合、喜んで受け入れてくれるでしょうか?
クレートから出たがり扉を掻いたり吠えたりして興奮してしまい、熱のこもりやすいクレート内で熱中症になってしまう事もありますし、引っ搔く事によって爪が折れて出血してしまう事もありますが、クレートから出して欲しいわんちゃんは手が痛くても血が出ていても扉を引っ搔く事をやめたりしません
クレートに入れる事が可哀そうと思うのは、クレートの使い方次第だと思います。
可哀そうな使い方をするのではなく、中に入ったら美味しいものが降ってくる部屋の練習をすることでパピークラスでは子犬ちゃんたちがクレートに入りたくて仕方のない魅力的なお部屋になっていきます
ちょうどいいタイミングで災害についてのお話をみなさんに出来ました
動物たちがいる私たちは動物たちの命まで守らなければいけません
地震が起きたらどうするか?
動物たちも交えての避難訓練を行っておいてください
すぐにクレートに合図で入ってもらって、家族が集合できるようにしておきましょう!
飼い主さまの留守中に地震が起こることも想定して、倒れそうなものの近くにケージなどを置かないように配置を考慮する必要もあります
災害が起こってしまったら、地割れなどでいつもの慣れている道も足場が悪くなってしまうかもしれません
どんな足場でも歩けるように、普段は踏まないような足場にごはんを隠して準備して子犬ちゃん達にご飯を探しながら足場に慣れてもらう練習を行いました