TOP > ブログ
今週も当院のパピークラスにお越しいただきありがとうございます
今週はクラスの頭数が多い為2日間に分けてクラスを開催させて頂きました
子犬ちゃんをお家に迎えたらパピークラスにまず通う!という意識の方が増えているように感じます
パピークラスは問題行動を修正する教室ではありません
子犬期に必要なニーズを満たし、問題行動を予防していくためのクラスです
そのため、お家に迎え入れてしばらくして困りごとが出てきたからクラス参加するよりも、困りごとが出る前から参加して頂いた方が子犬ちゃんの月齢的にも適した時期にクラス参加することができメリットが大きくなります
問題行動は月齢が上がれば上がるほど出やすくなります。
お家に迎え入れた頃の2.3ヶ月齢はあまり困りごとがなかったり、あっても許容出来てしまう程度の事しか起こらないことが多いです
その時期こそクラス参加に適した時期です
子犬期の1カ月の遅れは大きな遅れです。
ニーズを満たした生活をわんちゃんに提供ができるようにパピークラスの参加に迷われる場合はぜひご参加することお勧めします!
では、今週のクラスの様子をお伝えします
診察室でわんちゃんが楽しそうにしてくれていたら、わんちゃんも飼い主さまも獣医さんたちにもメリットが大きいですよね!
わんちゃんにとっては院内でのストレスを最小限で過ごし、むしろ大好きな人に会えてラッキー♪と思いながら院内で過ごすことができますし、飼い主さまもわんちゃんが喜んで病院に行ってくれるなら連れて行くストレスもないですし、獣医さんにとっても診察がしやすくなります
パピークラスの8回の中で診察室に入ってごはんを食べるだけのところから、卒業近くになってくると採血の練習を行ったりとどんどん出来ることを増やしていきます
無理やり頑張らせたりはしないのでわんちゃんも「これやったらご飯くれるの?」「じっと待っていたらまたごはんもらえた!」と楽しんで診察室練習を受け入れてくれます!
お手は一芸としてだけで使うととってももったいないですよ
お手はわんちゃん自ら自分の足を差し出してくれる動きをしますよね!
それをうまく活用すると足先を触られることに慣れさせていくことができます
同じ足先を触るということであっても飼い主さまの方からわんちゃんの足を触りに行くのと、わんちゃん自ら足を出してくれるのとでは受け取り方が全然違います
手のひらに肉球が触れるだけのお手からステップアップして、しっかり握ったり、ウェットティッシュの上にお手ができるように練習をしていくと将来足ふきの時などに自ら足を差し出してくれる子になってくれます
あごのせ練習もお手と同じく、わんちゃん自ら飼い主さまの手のひらにお顔を乗せてくれる練習です
顔周りを飼い主さまから触りに行くと嫌がっても、あごのせ練習でわんちゃん自らお顔を差し出してくれると目やにを拭かせてくれたりします
活用できるようになるまでには練習する必要がありますが、活用できると歯磨きや目薬などにも応用できるので将来絶対に役に立ちます!
みなさん子犬ちゃんにいたずらされて困ったことはありませんか?
様々なものを破壊したり、噛んだりするのはわんちゃんの本能です。
本能の行き先が、わんちゃんに買ってあげたおもちゃや知育道具であれば一人遊びしておりこうさんと褒められますし、もしも本能の行き先が家具やペットシーツなどの人間が噛んでほしくないもので遊んでいたらいたずらしたら駄目でしょうと叱られてしまいます。
わんちゃんからしたら自分の遊びたいもので遊んでいるだけなのに、人間の都合で一人遊びやいたずらに分類されてしまっているわけです
わんちゃんは噛んでいい物悪い物の判断がつかないため、わんちゃんに噛まれたくないものは環境整備を行って噛めない環境を作るしかありません
その上で噛んでいいものを与えて本能のはけ口を作ってニーズを満たしてあげること、これが1番のいたずら対策です
遊びの時間ではわんちゃん同士をまず柵越しで会わせてみます
柵越しでも他の子に興味がない子は相手のわんちゃんに全く関わらないですし、一緒に遊びたい子は遊ぼう!のお誘いのポーズが出ます
お互いに柵越しで遊ぼう!のポーズが出たら柵を取って直接遊べるようにしていきます
アクティブそうに見えて他の子と遊びそうと思う子であっても、意外とわんちゃんには興味がなかったりする場合もあるのでいきなり直接遊ばせたりはしません。
遊びたくないのに他の子に追いかけられたり、迫られたりするとわんちゃん嫌いを作ってしまうこともあるので慎重に遊びの時間は見るようにしています!
気が合う子と出会えたら体力がはてるまで最後遊んでいるクラスもあります(笑)