何も知らない子犬の時期は、さまざまな人や物、場所などにポジティブな印象をつけていく絶好のチャンスです

診察台に乗ると嬉しいことがある、全身を触る触診のあとには嬉しいことがある、身体をギュッと持たれる保定はじっとしていると嬉しいことが待っている

このように、診察室で起きる出来事全てに対して美味しいご褒美をセットにします

それによって、診察室、診察台、看護師、触診、保定がわんちゃんにとって、楽しいこと、好きなものに変わってくれます

動物病院での経験次第で好きな場所になるか、嫌いな場所になるかが決まってきます

わんちゃん達にとって動物病院に対する概念を覆していくためにも、診察室練習は必須項目です

飼い主さまもわんちゃんも一緒に体を動かせるトリック「8の字くぐり」を練習しました

愛犬との楽しい時間の共有は、お互いの信頼や絆を深めるために必要不可欠です

8の字が成功することではなく、練習を通して楽しい時間を過ごせることを目標に行っていきます

お家でも、叱るばかりのスパルタな練習になっていないか要注意です！出来た事、頑張った事を見つけて褒めてあげて下さい

愛犬の小さな成長に気がつける目を養いましょう

顔周りのケアに役立つあごのせ練習ですが、実際にケアに活用するためには細かいステップをふんで練習してく必要があります

全8回のクラスを通してより実践的な練習へとステップアップしていきます

皆さんお家でしっかりと練習してきてくださるので、毎週の子犬ちゃんと飼い主さまの上達ぶりにいつも感動しています

わんちゃんと一緒に車で帰省したり、おでかけや旅行の際にクレートを活用することがあると思います

クレート＝「自分の落ち着ける場所」になっていると、移動式のマイルームが完成します

どこに連れて行っても落ち着くことができるので、移動や環境変化でのストレスを減らしてあげることができます

わんちゃん達も一緒に楽しくお出かけができるように、パピークラスではクレート練習を行っています

クレートの扉を開けたら吸い込まれるように入っていく子や、扉を開けても出てこない子など、練習をすればするほどクレートが大好きになってくれます

身につけておくべきわんちゃん同士の社会性と聞くと、わんちゃん同士仲よく遊べることをイメージがされる事が多いかもしれません

もちろん上手に遊べるお友達と出会うことも素敵ですが、他のわんちゃんに対して過剰に反応せず、平常心でいられることもとっても大切な事です

たとえばお出かけ先や病院の待合、災害での避難先などでもリラックスしていつも通りの行動が出来るようになっておくだけで、事故やトラブルの回避、ストレスの軽減にもつながります

遊びの時間はわんちゃん同士遊ばせる事が目的ではありません

愛犬の様子をよく観察し、うちのこは家の外ではどんな性格なのか、何が好きで何が苦手なのかをより深く知って頂きたいと思います

今日はチェリーちゃんの卒業式でした

ごはんが大好きで、とってもまじめなチェリーちゃん

おすわりをして、「ごはんください」とキラキラとした瞳で見つめてくるチェリーちゃんが忘れられません

チェリーちゃんは、卒業の発表で、おいで→おすわり→おて→ふせ→ハウス(長距離)→よし→はち×２回を披露してくれました

毎週しっかりとお家で練習してきてくださり、スムーズにステップアップが出来ていました

これからもご家族皆さんでトレーニングを楽しく行ってくださいね