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本日も当院のパピークラスにお越しいただきましてありがとうございました
最近は選挙カーなどがよく通り、パピークラス中にもお外から大きな声が聞こえてきました
子犬ちゃんたちはクラスに集中してくれているので、反応することは少ないですが、選挙カーなどの刺激があった際に、子犬が反応してもしなくても「社会化だ!ごはんをあげよう!」と自然と気づける飼い主さまを目指しましょう
将来わんちゃんに苦手を作らせないための努力がとても大切です
では、本日のパピークラスの様子をお伝えします
パピークラスの回数を重ねるごとに、わんちゃんの病院に対しての印象がどんどん良くなっているを感じます
実際のワクチンや狂犬病の予防接種なども練習通りごはんを食べている間に上手に接種させてくれたりと、診察室でごはんを食べる習慣がついているので診察時も緊張でフードが全然食べられない!なんてことも予防できます
お手はわんちゃんの芸の中でもポピュラーな一般的な芸ですが、応用するとハズバンダリートレーニングにもなります
お手はわんちゃん自ら前肢を差し出してくれるので、上手に練習をしていけば足ふきなども自主的に肢を差し出してくれるようになります
「わんちゃんが自主的に」というのがポイントで、飼い主様から前肢を触りにいくのと、わんちゃんのほうから前肢を差し出してくれるのとでは、わんちゃんの不快感も全く違います
わんちゃんが快く前肢を差し出してくれるようになるために、決して焦らずスパルタにならず、楽しい練習を心がけましょう!!
あごのせ練習も、お手の練習同様ハズバンダリートレーニングとして行っています
ハズバンダリートレーニングでは、動物側からの協力を得ることができるので、動物達も飼い主様もメリットが大きいです
トレーニングをしている最中も飼い主様と動物が楽しい時間を過ごすことができれば、絆の構築にもなりますし、トリックが完成すればケアをしやすくなるのでメリットしかありませんね
子犬が静かにしているな~と思ったら、寝ているか何かを噛んでいるかの2択だと思います
子犬の時期は有り余るエネルギーで狩猟本能を発揮してみようとしたり、なんでも口に入れて確かめてみようとしたり、歯という自分の武器の使い方などを練習したりする時期でもあります
その結果、飼い主様にとって都合の悪くない、おもちゃや知育道具などを噛んでいる時は「おりこうさん」と褒められ、逆に飼い主様にとって都合の悪い家具などを噛みだすと「いたずら、問題行動」と区別されてしまいます…
わんちゃんにとっては同じ行動をしているつもりであっても、人間の都合で良い子悪い子と判断されてしまうのはおかしなことだと気が付きますよね
いたずらをするのはわんちゃんが悪いのではなく、環境整備しきれていない人間の責任です
動物にはその種の動物らしい行動欲求があります。何も噛まないで!は何も解決することはできません。
子犬期の問題行動は基本的にその子のニーズを満たすことができれば、解決することがほとんどです
問題行動が起きようのない環境を作る努力をし、さらに噛んでもいいわんちゃんが心から満たされるような暇つぶしグッズを提供して本能を生かした遊びが提供できれば本能に蓋をすることなくはけ口ができるので、もう今日から自分の子は褒めるところ以外見つからなくなります
安全に気を付けて、今日紹介した暇つぶしグッズを試してみてください
わんちゃん同士仲良く遊んでいるように見えても、きちんとボディーランゲージを読みとって行かないと咬傷事故につながる事もあります
ドッグランなどでそういった咬傷事故が発生するもの、犬同士の遊びを犬に任せきりで、知らないうちに犬同士ヒートアップしていってしまっていたり、一方的にいじめになってしまっていたりすることがあるからです
遊びの時間では、どんな遊び方が理想的なのか、今お互いにどういう心境なのかなどを解説しながら、人が介入しながら遊ばせます
遊びの提供でお話した、日用品を使った様々な知育道具でも遊んでみました