子犬ちゃんはまだ「動物病院」という場所が何をする場所なのか、自分にとってどういった場所なのか、何の印象もありません

動物病院の印象を良くするのも悪くするのも、人です。

わんちゃんの生活で動物病院に一生かからない。なんてことはあり得ません

体調が悪いときこそ来なければいけない動物病院が、動物達にとってストレスにならないように、パピークラスでは診察室の練習を行います

診察室の練習はいきなり難しいことをするわけではなく、その子のテンションやごはんの食べ具合などを見ながら進めていきます

大切なのは、診察室で良い思い、良い経験だけをしてもらう事です

診察室でおいしいものがもらえたら、診察台もご褒美をくれたスタッフの事も大好きになってくれます

おいではただただ人間の都合で使うものではありません

我が子が可愛すぎてしまって、目が合うとついおいでと呼んで抱き寄せたりしたくなってしまう気持ちは分かります

ただ人間の都合のいい時だけ呼んでいると、わんちゃんも「拘束されるんだろうな…」とか「抱っこされてケージに戻されるんだろうな…」と逆においでの合図で逃げる子に育っていってしまう可能性があります

そうなった時に本当においでで来て欲しい時に捕まらなくなってしまうと大変です

では、その本当においでで来て欲しいときとはどういう時かというと、外で首輪が外れてしまったり、災害時すぐに抱っこして家から出ないといけない！など命に関わる時です

どんな時でもわんちゃんが何をしていても飼い主様がおいでといったら来てくれる子になるように、おいでの無駄遣いはしないようにしましょう

そしておいでの練習をする際は必ずご褒美をセットにして、呼ばれたらわんちゃんが嬉しい気持ちになるような魅力的な飼い主様を目指しましょう

あごのせ練習は、わんちゃんが自ら顔を飼い主様に預けてくれることによって、顔周りを触っても良いよ！とわんちゃんに許可を取りやすくなります

あごのせ練習は毎週飼い主様と子犬ちゃんの成長が見られ、飼い主様も子犬ちゃんも楽しそうに練習してくださるので、楽しい時間を人と動物が共有するという点でも意味がある大切な時間です

クレート練習のポイントは、クレートというものを特別なものにしないことです

クレートは日常の一部になってこそ、最大のメリットを発揮します

クレートで寝る習慣や、ご飯を食べる習慣が出来ていると、クレートの外の周りの環境が変わったとしても、クレート内はいつも自分のスペースが守られるので環境の変化にストレスを受けにくくなるというメリットがあります

逆に普段クレートなんて入る習慣がないにも関わらず、外出の時だけクレートに入れ、ただの移動のための道具として使っているとクレートの中も外も慣れない環境になってしまいます

わんちゃんによって好きなものはそれぞれ違いますし、その日によって興味があるものも変わったりもします

ご飯が何よりも大好きな子もいれば、人が大好きな子もいますし、わんちゃん同士遊ぶことが大好きな子もいます

その子のお家では見られない姿も見れて、新しい発見もあります

今日はcokeちゃんの卒業式でした

いつも楽しそうに目をキラキラさせながら練習してくれて、一通り身体を動かした後のクラスの後半はウトウトしてしまうことも多く、その姿がいつもかわいいcokeちゃんでした

そんなcokeちゃんは今日は、おすわり→ふせ→お手→８の字 を披露してくれました

みんなに注目されて緊張しているかと思いきや、テキパキとこなしていました！さすが卒業生！！

パピークラスでたくさんのことを吸収してくれたcokeちゃん、これからもたくさんいい経験を積んで楽しい毎日を過ごしてね