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本日も当院のパピークラスにお越しいただきましてありがとうございました
入学式も終わり、少しずつ新しい生活に慣れてきた頃でしょうか?
私たち人は中学校までは義務教育と決まっているので、当然のように学校へ通いますよね
その学校生活を通して学ぶことは勉強の知識だけでなく、集団生活の中で社会性を身に着けたり、目上の人への礼儀など家の中だけでは経験できない事をたくさん学んでいますよね
わんちゃんも同じくお家に迎え入れてからずーっと家の中で過ごして、外部との接点がない生活を送ってしまうのはなんだかもったいないような気がしませんか?
子犬というなんでも吸収しやすい時期に家族以外の人と触れ合い、他の動物に対しても社会性を身に着けられるように、パピークラスに参加して家だけでは経験できない事を積ませてあげませんか?
ですが、その経験というのは子犬にとってすべていい経験でないと意味がありません
いい経験の積み重ねをして、一緒に幸せな環境づくりをしていきましょう
では、本日もたくさんの事を吸収した子犬ちゃん達の様子をお伝えしていきます
遊びの時間での1枚
ベックちゃんは、前々回一緒に遊んだ先輩犬のメリーちゃんとお外で遊びました
診察室では子犬ちゃん達に「楽しい」「嬉しい」の経験をたくさん積み上げてもらい、診察室や診察台、スタッフの事を大好きと思えるようなベースづくりをしていきます
わんちゃん達が診察室でする経験と言えば、ワクチンなどのお注射や、獣医さんからの触診、避妊去勢手術などが多いですよね
これらの経験は、どちらかというと恐怖や不快感を感じてしまう事の方が多いかと思います
しかし、「好き」というベースが出来ていることで、心に余裕ができ、恐怖心や不快感といった負の感情が生まれにくくなります
診察室練習さえしていれば、この先病院が大好きなままでいてくれるかというとそうはいきません
診察室練習はあくまでベースづくり、実際の治療目的や予防目的での来院時に、嫌なことしか起こらないという経験をし続けてしまうと、「嫌な場所」というイメージに上書きされてしまいます
そうならない為に、パピークラス以外で来院されたときはもちろん、パピークラス卒業後も、飼い主さまには「好き」の上書きをしていただく事が重要です
是非、病院用の特別なご褒美を用意してみてください
そして、病院の待合室や診察の最中にご褒美を食べさせてあげてください(※絶食指示や食事療法中でおやつの使用をお断りする場合もあります)
練習ではなく本番でいかに飼い主さまがわんちゃんの「楽しい」の上書きを手伝ってくださるかがわんちゃん達が生涯病院好きでいられるかどうかを左右します!
わんちゃんと飼い主さまが目と目を合わせるアイコンタクトの練習を行いました!
目と目が合うと幸せな気持ちになりますよね
アイコンタクトはコミュニケーションとしてだけではなく、使い方次第で拾い食いや警戒吠えなどの困りごとの対策にも活用することができます
アイコンタクトも、活用するためには練習が必要な項目です
わんちゃん達が目を合わせたくて仕方なくなるような魅力的な飼い主さまになれるよう、お家での練習も頑張っていきましょう
災害時で役に立つのがクレート練習です
地震が起きて同行避難をしたとしても、家みたいに自由に過ごすことはできず、わんちゃん達はクレートに入って生活をしなければなりません
クレート練習をしていないと、クレートに入ることに慣れておらず「出してよー!!」と扉をガリガリしたり、吠えたりしてストレスがかかってしまいます
慣れない場所・嫌いな場所にならないように、普段からご褒美を使ってクレート練習をすることによって、クレートがだんだんと大好きに変わってきます
クレート=ご褒美がもらえる大好きな場所・落ち着けるパーソナルスペースになってくれれば、例え環境が変わったとしても気にすることなく過ごせるようになります
クレートにすんなり入ってくれたり、気にせず中でぐっすり寝てくれたら飼い主さまも安心ですよね
そこまで大好きになってくれるように、パピークラスではほぼ毎週クレート練習を行っています
今日は愛犬と暮らしている方はぜひ知っておいてほしい、災害についてのお話をしました
災害が起きたらどのように動いたらいいか、事前の準備は何をすればいいか、など知っておいてほしい災害の知識についてお伝えしました
日本では地震大国と言われるくらい、地震が多い地域です
いつ地震が起きてもいいように事前の準備や、避難先の確認などを家族で話し合いましょう
愛犬も大切な家族の一員なので、一緒に避難が出来るように日頃から災害時に向けたトレーニングをすることも大切です
今日はわんちゃん同士の遊びの時間と、災害時の足場が悪い状況を再現するために色々な足場を準備して、ご褒美を使いながらその上を歩く練習をしました
普段乗らない足場は、怪しんで乗るのを躊躇したりする子もいれば、ご褒美だ!!!と気にせず歩く子もいました
怪しんでいてもゆっくり時間をかけてあげれば乗れるようになったり、ご褒美をランクアップすると乗ることができたりして、「自力で乗り越えられた!!」の経験を積み上げていくこともできました
鼻を使ってご褒美を探したり、頑張ってご褒美をゲットしたり、頭を使って行動することはエネルギーの発散にもなりますので、自宅でもいろんな足場を用意して試してみてください
ビディコちゃんの卒業式を行いました
ビディコちゃんは、おいで→おすわり→おて→ふせ→くるん を披露してくれました
もともと楽しい性格だったビディコちゃんですが、回を重ねるごとにどんどんパピースタッフや病院のことも大好きになってくれていました
可愛いおしりをぷりぷり振りながら挨拶してくれる姿が可愛すぎて忘れられません
これからもご家族の皆さんと楽しい思い出をたくさん作っていってあげてください
またいつでも病院に遊びに来てくださいね