診察室がわんちゃんにとって恐怖を感じる場所にならないように、美味しいご褒美を使いながら練習をしています

人間の病院でも、小児科などに行くと、壁に可愛いイラストが貼ってあったり、診察やお注射の後にシールがもらえたりと、恐怖を感じにくい雰囲気づくりや、嫌な処置の印象をリカバリーできるような工夫がされていますよね

赤ちゃんや小さなお子さんと一緒で、わんちゃん達も、何のために病院に来ているのか理解しているわけではありません

嫌な経験ばかり重ねてしまうと、段々病院が嫌いな場所になっていきます

病院嫌いになってしまうと、来院時にストレスがかかるのはもちろんですが、嫌がってしまって必要な検査ができない、必要な治療を実施することが難しい、というようなことが起きてしまう場合もあります

そのため、人の小児科病院のように動物病院でも嫌な印象が残りにくい工夫が必要です

診察室練習で、診察室って楽しい場所なんだ！という印象にしていきます

さらに、飼い主さまには、来院時に美味しいご褒美のご持参をお願いしています

ごはんを食べている間にお注射を打ったり、触診の後にリカバリーのおやつをあげたり、病院を出る時には、楽しかったな！の記憶が残るような工夫をしてあげてください

おいで！という一言で１００％飼い主様の元へ来る子になるように、ご褒美を使って練習を行いました

お家で自由に過ごしている愛犬に、おいで！と呼びかけることは多いと思いますが、その言葉に対してわんちゃん達はどんな反応をしていますか？

来たり来なかったり、逃げて行ってしまったり

お家の中では飼い主さまの元へ来なくても大して困ることがないかもしれませんが、これがお外だった場合は緊急事態です

お散歩中に、首輪が抜けてしまった！リードを離してしまった！そんな場面で自由になったわんちゃんが「おいで！」の言葉で戻って来てくれず逃げて行ってしまったら、事故にや迷子になってしまう可能性もあります

万が一の時に、リードがなくても愛犬が自分の元へ戻る選択してくれるように、お家の中でも「おいで」の練習を徹底しておきましょう

今日はクレートに待機する練習をしながら、フィラリア症について飼い主さまにお勉強してもらいました

毎月4月、5月～12月ころまで愛犬がフィラリア症にならないようにお薬を毎月飲ませていると思います

ではなぜこの時期にのみお薬を飲ませているかご存じですか？？

実はフィラリア症というのは寄生虫による感染症の一種で、そのフィラリアを感染させる媒体となるのが「蚊」なのです

そのため、蚊が出始めてから1か月後～蚊を見なくなってから1か月後までの投薬が必要になります（地域によって投薬の時期は異なります）

室内犬であったとしても、家の中で絶対に蚊に刺されないということはありえないのでどの子も予防が必要になります。

フィラリア症になってしまうと、フィラリアというそうめんのような寄生虫が肺や心臓の血管に寄生するようになります。

そのフィラリアも1匹どころではありません

わんちゃんの血管内で繁殖し、無数のフィラリアたちが血管を詰まらせて最悪命を落としてしまうこともあります…。

しかし予防薬さえ正しく飲ませていればその怖いフィラリア症になることはないので、フィラリア症は防げる病気なんです

予防薬にも様々な種類がありますが、どれも体重によって用量が変わるため、成長期の子犬ちゃん達は体重が安定するまで毎月フィラリア症の予防薬を取りに来るのを忘れないようにして下さい

パピークラスという機会がないと、他のわんちゃんと接する機会はなかなかないですよね

SNSなどでわんちゃん同士が楽しくドッグランなどで遊んでいる姿を見ていると、「わんちゃんならどの子もわんちゃんと遊ぶもの」と思いがちですがそうではありません

もちろんわんちゃん同士で遊ぶことがとても好きな子もいますが、中にはわんちゃん以上に人が好き食べ物が好き逆に他のわんちゃんが苦手な子もいます

他のわんちゃんにあまり興味がない子に、無理にドッグランに連れて行ったりして他犬との接触を強要してしまうと、より強く他犬に対しての苦手意識が強くなる可能性もあるため、本当の自分の子の性格を理解してあげることも飼い主様の大切な役割です

今日は卒業生が2頭いました

まずは柴犬のコタローちゃんから

何よりも食べることが大好きで、美味しいごはんがもらえるトレーニングの時間は目がキラキラ輝いていました

そんなコタローちゃんは卒業の発表で

ふせ→まて→解除→おすわり→ふせ→まて→解除

を披露してくれました！

何とおうちでは、伏せた前足の上にフードを置いても待てるとのことです

ごはんが大好きなコタローちゃんがごはんの誘惑に耐えるお顔がたまらなかったです

次はトイプードルのマロンちゃんです

スタッフが大好きなマロンちゃん

パピークラスに通うたびにマロンちゃんと飼い主様の息が合ってきているのを感じ、毎回お家で練習を頑張ってきてくれている努力をとても感じました

卒業の発表は

おすわり、お手、おかわり、あご、ふせ、まて、8の字を見せてくれました

マロンちゃんが飼い主さまと一緒にトレーニングをしている時間をとても楽しんでいるのが伝わってきました

日頃から楽しい雰囲気で練習している証拠ですね！